2023年11月02日  | 更新:2023年12月27日

賢く働き、賢く休む: 本当は教えたくない睡眠方法

睡眠を十分に確保して、ストレスから解放されている男性が、ベッドから気持ちよく起きている
睡眠は健康と日々のパフォーマンスに直結する重要な要素です。残念ながら多くのIT企業では如何に睡眠時間を削って、がんばるかというイメージによりブラック企業が多いと思われています。IT企業AliveCastでは、従来の多くのIT企業とは真逆の考え方を持っています。仕事でもプライベートでも睡眠時間の確保が、社員の生産性と満足度向上の鍵と捉え、それに対する独自の考え方を持っていて実践をしているのです。

効率的な仕事を行う

仕事の効率を上げて仕事を真剣に取り組むIT企業の社員

まず、平日の入眠時間をいつも、早くそして一定に保つためには、当然ながら仕事を極力定時で終わらせるしかありません。そのためには、仕事のやり方の効率をあげるために、日々改善をして仕組化をする必要があります。

例えば、弊社では、午前は社員全員が自分のタスク処理をポモドーロテクニックで、午後はプロジェクトごとに集中ワークショップ形式とパブリックコミットメント(ホーソン効果)の方法を組み合わせた仕事のやり方で、効率化を目指しています。

個人のタスク処理能力はもとより、会社でもこのような仕組みを持っていなければ、残念ながら定時で仕事を終えるのは難しいとは思われます。とはいえ、会社の仕組だけに頼らず、自分が定時で帰れるようなタイムマネージメントなどを勉強し、自分なりの仕事のやり方を、目指すべきです。

AliveCastでは、定時終業と原則残業禁止のポリシーを通じて、社員に家庭とのバランスを保ち、時間を捻出し、睡眠時間確保と自分に投資する時間を提供しています。

寝る前のムダ時間の削減

布団に入っても、スマホでSNSなどを見て、覚醒している男性

つづいて、当たり前かもしれませんが、夜更かしをやめていきます。ソーシャルメディアやYouTubeなどをぼんやりと見て時間を過ごすのは、誘惑が多く、なかなか止めるのが難しいかもしれませんが、これらの活動は逆に覚醒を促し、質の良い睡眠を得ることを難しくするのは皆さんご存じのとおりでしょう。
入眠時間を決め、確実に毎日実行していくことが大事です。例えば、驚かれるかもしれませんが、僕は夜9時に寝るようにしています。ただ、仕事の関係でその時間を超える場合がありますので、その場合は、起床する時間を遅くして、睡眠時間を必ず確保するようにしています。

自己投資とストレス解消も大事だが

集中ワークショップで効率を上げているIT企業の社員
早く帰宅することで、自分に投資する時間を増やすこともできます。これには、新しいスキルを学んだり、リラックスしストレスを解消したりする時間が含まれます。スキルは特に大事で、このスキルに投資をし続けないと、先が見えない時代に突入した今では、生き残ることも難しくなるかもしれません。

しかし、これらの活動は当然ながら、睡眠時間を削ってまで行うものではありません。  

十分な睡眠時間の確保を行うことの大切さ

平日に自分の仕事のパフォーマンスが悪かったため、休日にも疲れがとれなくてぼーっとしている男性
十分な睡眠時間を確保することは、体調を整え、翌日のパフォーマンスを向上させるために重要です。パフォーマンスが悪ければ、働いている時間そのものが成果を出すものにはならず、達成感も感じることはありません。

また家に帰っても、きっとモヤモヤしている状態になり眠れなくなったりしませんか?場合によっては休日も気になってしまい、プライベートも十分に楽しめない。これでは、休日の使い方が本末転倒になってしまいます。

よって、まずは十分な睡眠時間の確保が仕事の前にとても重要であるとAliveCastは考えています。

今までの考え方と違う目覚まし時計の使い方

目覚ましを起きる時間ではなく、朝出勤準備を開始する時間を笑顔で設定している男性

多くの人は、目覚ましは、文字通り目を覚ます時間にセットするというのが当たり前だと思います。驚かれるかもしれませんが、AliveCastでは、目覚ましを設定する際には、起きる時間ではなく、出勤準備を始める時間を基準にすることを推奨しています。

これは、「起床する時間」と同じではないか?と思うかもしれません。例えば、出勤を準備する時間が朝7時とします。朝7時に目覚まし時計をセットします。最大睡眠確保時間は、9時間であれば、寝る時間が夜10時となります。そして、目覚ましに頼るのではなく、 自然に目が覚めるときに起きるのです。多分、多くの人が朝6時には目がさめると思います。これを社内では、9時間確保睡眠と言っています。

これにより、毎日最大9時間程度の睡眠時間を確保し、多くの人が、目覚ましで強制的に起きるというとても不健康な行動をやめることができます。
この自然と目が覚めることが大事で、日々の疲れを取る必要時間が調整できるのです。目が覚める時間は、日によって異なります。最悪は、寝すぎても、出勤準備には間に合うので問題が起こりません。


また、起きてから出勤準備までの時間は、自由時間として、今まで夜やっていたことや自己投資のための時間として有効に利用することができます。
弊社では、このやり方をやり始めて、社員は多くのストレスから解放され、思考力も上がりました。

従来の睡眠方法と9時間確保睡眠の違いの表
  従来の睡眠 9時間確保睡眠
目覚ましの概念

起きる時間

出勤準備をする時間

起きる時間

目覚ましで起きる

自然と目が覚める

起床状態

強制:寝ぼけている

自然:スッキリ

睡眠時間

夜更かしの時間次第

最大9時間

体調

不定:悪い場合が多い

良好

思考

不定:悪い場合が多い

良好

従来の睡眠
 

起きる時間

 

目覚ましで起きる

 

強制:寝ぼけている

 

夜更かしの時間次第

 

不定:悪い場合が多い

 

不定:悪い場合が多い

9時間確保睡眠
 

出勤準備をする時間

 

自然と目が覚める

 

自然:スッキリ

 

最大9時間

 

良好

 

良好

このように、AliveCastは睡眠を大切にし、それが社員の幸福と生産性に直結すると信じています。睡眠に対するこのような真剣な取り組みは、IT業界におけるキャリアを追求する学生にとって、安心できる職場ではないかと思っております。

十分な睡眠時間を取ったため、ストレスから解放され、やる気に満ちている女性
 

記事の執筆者について

中村 理

代表取締役

大手電機メーカーの商品企画を経て社内コンサルティングを経験、社内では企画の限界を感じて、ITベンチャーを創業し、経営をしている。
専門分野は、Webのマーケティングで大手企業のコンバージョンを20倍以上上げた実績を多く持つ。

強面なので、「多くの人から他人に厳しいだけ」と思われているのが悩み。
趣味はキャンプで30年以上のキャリアを持ち、九州のキャンプ場はほぼ制覇。ストレスがたまると冬にも行く時がある。
最近は、カラオケが上手になりたくて、ボイトレによく通っている。

座右の銘は、「目の前の大きな壁は大きな扉かもしれない」

中村のFacebookを見る > 中村のX(Twitter)を見る >

大手電機メーカーの商品企画を経て社内コンサルティングを経験、社内では企画の限界を感じて、ITベンチャーを創業し、経営をしている。
専門分野は、Webのマーケティングで大手企業のコンバージョンを20倍以上上げた実績を多く持つ。

強面なので、「多くの人から他人に厳しいだけ」と思われているのが悩み。
趣味はキャンプで30年以上のキャリアを持ち、九州のキャンプ場はほぼ制覇。ストレスがたまると冬にも行く時がある。
最近は、カラオケが上手になりたくて、ボイトレによく通っている。

座右の銘は、「目の前の大きな壁は大きな扉かもしれない」

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